BLEACHウィキ
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Soifong

背中が露出しているノースリーブの服を着ている。代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた下級貴族「蜂(フォン)家」の九代目。一人称は「私」。6人兄妹の末っ子として生まれ、5人の兄たちも隠密機動所属だったが、まもなく死去。おかっぱのようだが両耳付近は長く、布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。隠密機動入団時に 蜂 梢綾(フォン シャオリン)の幼名を捨て、曾祖母の号「砕蜂」を(アニメでは強制的に)受け継ぐ。

登場初期の頃は善悪などに関心がなく、護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、任務に障害がある者はたとえ仲間であっても排除する冷徹な性格だったが、その実見た目とは裏腹に非常に感情的なところがある。部下と親しく接するのを好まず、大前田をぞんざいに扱っているが、非常事態には自分よりも部下の命を優先させようとしている。大前田がBG9の手により負傷して回復した妹を連れていたところを恋次に指摘されていた時は大前田を擁護するなど、自分なりの優しさを出す場面もある。また仲間のピンチは敵を倒すチャンスとして利用するという隠密機動としての持論を持っている。

夜一の元部下で彼女を敬愛・崇拝していたが、それゆえに夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え、裏切り者と誤解して彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することでその感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。しかし夜一への想いは完全には捨て切れず、後に夜一との対決で誤解を解き和解する。夜一の事が関わると性格が一変するが、幸い一般隊士には知られていない。また、死神隊士や隠密機動の中には彼女に憧れる者も多く、ファンクラブまで存在するほど人気が高い。

夜一が逃亡する原因となった浦原喜助を嫌っており、またハッチとは面識があるが、浦原と通じていたこともあり彼のことも嫌っている。過去篇やアニメオリジナルのバウント篇でも、浦原を疎んでいる節がある。千年血戦篇やアニメ版では平子のことも嫌っている描写があり、アニメ最終回のエンドロールでは浦原や平子の顔が描かれた訓練用の的を破壊するシーンが描かれた。

基本的な戦闘能力では夜一を上回るが、総合的には未だ一歩劣る。白打で戦うことが多い。「 瞬鬨」(後述)を独力で身につけ、後に完成した。

破面篇では他隊の隊長格とともに、空座町での藍染との決戦に出陣する。自身は ジオ=ヴェガと対峙して撃破し、のちにバラガンと戦い左腕を失うが、鉢玄と共闘して バラガンを退けた。その後、藍染に挑むも霊圧の差で雀蜂を抑えられ敗北する。終戦後、失われた左腕は回復した。 千年血戦篇での一度目の星十字騎士団との戦いでは BG9(ベー・ゲー・ノイン)と対峙、早期決着を狙い卍解するも「雀蜂雷公鞭」を奪われてしまう。戦いのあとでは、総隊長である元柳斎の死に対して誰よりも取り乱し、星十字騎士団との戦いに駆けつけなかった零番隊に対し上下関係を無視して非難した。零番隊が撤収したあとはどこかの崖で一人修行していた。二度目の侵攻は大前田の危機を救い再びBG9と対峙し、奪われた卍解に代わる対抗手段として完成させた無窮瞬鬨により一時圧倒するも、殆どダメージを与えられずに逆に追い詰められる。ミサイル攻撃により重傷を負い意識不明になるが、浦原の声によって目覚め、侵影薬により卍解が虚化したことで卍解を取り戻し、「雀蜂雷公鞭」でBG9を倒す。その後は気絶し、大前田に担がれて雛森から治療を受け回復した。その後、京楽らに追随して霊王宮に突入するも、特に出番はなかった。10年後にはユーハバッハの力の残滓を消すべくと戦おうとしたが、先に一勇によって消滅させられたため戦うことはなかった。

アニメオリジナルの新隊長天貝繍助篇では任務の邪魔をされたため、始解して一護を本気で殺そうとした(この時ルキアとも少しだけ戦ったが、その結果として一護を逃がすことになってしまった)。

Suzumebachi
斬魄刀:雀蜂(すずめばち)
解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放とともに右手中指に付けるアーマーリング状の刃に変化する。能力は最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印 蜂紋華(ほうもんか)にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる 弐撃決殺(にげきけっさつ)。二撃を加えられた相手は蜂紋華に包まれるように消滅する。「同じ場所」というのは必ずしも蜂紋華が刻まれた場所に攻撃を加えなければならないわけではなく、たとえば一撃目を体の前面から、二撃目を背面から加え、傷の深さまで含めて一撃目と二撃目の傷が接触すれば条件を満たす。夜一が逃亡した当時はまだ能力が未完成であったため、一撃目でつけた蜂紋華の持続時間に限りがあったが、再会して対決したときには能力が完成されており、持続時間の限りがなくなっている。
解号は「尽敵螫殺『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『 - 』)」
技:滝鯉(たきごい)
相手の蹴りなどを手と足で受け止め、体勢を崩させる技。
技:吊柿(つりがき)
相手の放った拳や蹴りに自分の手足をかけて攻撃の軸にする戦闘手段。もともとは夜一の生み出した技。
技:風車(かざぐるま)
一回転し、落ちる力を使用して爪先蹴りを放つ。砕蜂と夜一の自ら回転する技の総称でもある。
【卍解】:雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)
能力解放とともに砕蜂の右腕にハチの下腹部を模したような 照準器付きの砲台が装備され、そこから金色の蜂の針状の砲弾を ミサイルのように放つ。大きくて重いため持ったままだとまともに動けず、砕蜂自身は「自分の矜持に反する」としてあまり使用を好んでいない。一発による破壊力は本人曰く「暗殺と呼ぶには派手すぎる」ほど高く、着弾点に巨大な爆風を撒き散らすため、暗殺よりも殲滅戦に向いている。ただし連続での使用は体力の消耗が激しいため、3日に一発が限度。また使った砕蜂自身も反動で吹き飛ばされるため、バラガンとの戦いでは鎧の下地に使う鋼鉄の帯「銀条反」を自身とビルに巻いて使用していた。しかし、実際に使用した際には、爆風によってその銀条反もちぎれ、さらに吹き飛んだ砕蜂を庇おうとした大前田もろともビル壁面にめり込むほどの威力を発揮している。
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